離婚・性被害など、女性トラブル対応強化中!

熟年離婚を思い立ったら読む記事

目次

はじめに

 熟年離婚を思い立たれたら、是非まずは行動を起こされる前に、是非この記事をお読み下さい。最初の第1歩を間違ってしまうと、それが後々悪い風に響いてくる可能性も十分あり得ます。
 思い立ったら吉日と言いますが、まずは、何か行動を起こされる前に、是非一度この記事をお読み下さい。

離婚関連の相談なら【P&M法律事務所】

 熟年離婚に関する関連記事は下記も参考にしてください。

離婚は事前準備が超重要

 相手にまず離婚届を叩き付ける!ドラマ等でよくありそうなお話ですが、これは一番御法度です。
 単に離婚のみを求める場合はいいとしても、離婚には通常、財産分与や慰謝料請求等の問題がつきまといます。これら離婚以外の諸条件の取り決めなくして、離婚を決めることはできません。そして、これら条件を整えるには、離婚を突きつける前の事前準備が超重要なのです。

是非弁護士に相談を

 基本は、この記事に書いていくとおりなのですが、ケースバイケースな部分も多いですから、もし可能ならまずは弁護士に相談しましょう。そして、その人にあった最適な準備のアドバイスを受けて下さい。
 そしてこれは、相手に離婚を突きつける前に、必ず行って下さい。相手に離婚を突きつけると、相手も弁護士に相談して、離婚に向けた準備を行う可能性があります。
 相手に準備の時間を与える必要はありませんので、離婚を決意したら、弁護士に相談し、水面下で準備を整えましょう。

どんな準備が必要か?

財産分与

 財産分与とは、夫婦の財産を分け合うもの。例えば、既に夫婦の財産を全てあなたが把握しているのであれば、何の問題もありません。しかし、そうではなくて、相手に家計管理を任せきりにしてしまっていて、口座も何銀行の何があるかわからない、そんな状況では、財産分与の請求が難しくなってしまいます。特に、資産家のようなケースでは、ありとあらゆる場所に財産を保有している可能性があるため、全容の把握は困難を極めます。

 こういうのって弁護士に依頼すれば調べられるんじゃないの?とお思いかもしれませんが、確かに、ある程度は調べられます。ただ、我々弁護士も、税務署のように網羅的に調べられるわけではなく、その権限は限られていますので、どうしても、とっかかりが必要です。

 例えば、銀行口座でいうなら、最低でもその支店が必要であったりするわけです。ただ、この辺りは、離婚を突きつけてしまうと相手も隠匿に走る可能性があるので、離婚の話しを持ち出す前に、出来るだけ、例えば郵便物や相手の携帯画面等、ありとあらゆる手がかりを集めておいて頂く必要があるのです。

 財産分与請求は、財産分与を請求する側が、夫婦共有財産の存在を立証する責任がありますので、上記のような手がかり集めが生命線となるのです。以下、各財産についての代表的な手がかりとなる資料を並べておきます。但し、これ以外にも手がかりとなる資料は無数にありますので、とにかく、手がかりになりそうな見慣れない資料があれば全て写真等で保管しておくようにしましょう!

例えば、下記のようなものが挙げられます。

  • 【銀行口座】 通帳、キャッシュカード、電子通帳のスクリーンショット、クレジットカード、銀行からの郵便物・】メール、インターネット検索履歴等
  • 【不動産】 不動産登記簿、管理会社との契約書、賃料の振込口座の通帳、確定申告書、インターネット検索履歴、メール等
  • 【株】 証券会社からの郵便物・メール、通帳の履歴、取引画面のスクショ、インターネット検索履歴等
  • 【仮想通貨】 仮想通貨取引所からのメール、通帳の履歴、取引画面のスクショ、インターネット検索履歴等
  • 【生命保険】 保険証券、保険料が引き落とされる口座の取引履歴

 また、高所得者向けの内容にはなりますが、下記記事の「別居前にすべきこと」も参考になります。熟年離婚では、退職金等で財産が多くなっている場合もありますので、同様の対策も効果的です。

慰謝料

 例えば、相手方の不貞行為が疑われる場合に、離婚をまず突きつけてしまうとどうなるでしょうか?
 相手方はその後警戒し、不貞相手と会わないか、あるいは会うとしてもかなり警戒するでしょう。相手方の不貞行為が疑われる場合には、離婚を突きつける前に、まずは確たる証拠を掴みましょう。
 そして、その証拠を弁護士にみせ、必要十分であるか必ず相談為ましょう。離婚を突きつけるということは、相手に警戒心を持たせるということになります。相手が油断している間に、とにかく、準備出来ることをするのです。

 また、別記事で解説しますが、不貞等の相手の有責性の証拠を掴むことができれば、慰謝料が請求出来る以上の大きなメリットがあります。このメリットこそが、相手の有責性を掴むべき一番の理由になるのです。

 慰謝料に関しては、下記記事を参考にしてください。

まとめ

 本記事で述べたとおり、出来ればまずは、弁護士に相談しましょう。そして、準備のアドバイスを受けながら、着実に、有利な離婚に向け、準備を進めていきましょう。

 P&M法律事務所では、離婚事件を数多く取り扱っています。もちろん、熟年離婚の実績もあります。是非一度、無料相談にお越し下さい。あなたにとってもっともよい解決方法を一緒に探しましょう。

目次