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弁護士は見た!モラハラをする人の特徴5選 典型例・慰謝料になるケースまで徹底解説

目次

はじめに

皆様こんにちは。弁護士の林本です。
私は普段から離婚事件のご相談を数多くお受けしていますが、その中でも頻繁に登場するテーマが「モラハラ」です。

「これはモラハラになりますか?」
「モラハラで慰謝料はとれますか?」
といった相談は本当に尽きません。

そして、多くの案件に携わる中で、私はある共通点に気づきました。
——モラハラをする人には、一定の特徴がある——ということです。

今回は、いつもと少し趣向を変えて、私の職務経験から見えてきた
「モラハラをする人の特徴 1位〜5位」
をまとめ、私なりの雑感も添えてご紹介します。

なお、ここで挙げる特徴が1つでも当てはまれば「法律上のモラハラになる」わけではありませんし、慰謝料が当然に発生するわけでもありません。
あくまでも現場での経験に基づく、一意見としてお読みください。

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そもそも「モラハラ」とは?

モラルハラスメント、いわゆる「モラハラ」の定義は実は曖昧です。
ネット上では

倫理や道徳に反した嫌がらせ
言葉や態度による精神的暴力

などとされていますが、統一された定義はありません。
また、法律上も「モラハラ」という語は登場しません。

多くの相談者の感覚や実務での使われ方に沿う形で言えば、
「自身の価値観を、言葉や態度で一方的に押しつけること」
これがもっとも近いイメージではないかと思います。

ただし、これに当てはまるから直ちに違法になるわけではありません。
しかし「離婚したい」と思う理由には十分なり得ます。

モラハラをする人の特徴 第5位

感情の起伏が激しい

大人になると、多くの人は感情の起伏をコントロールして生活するようになります。
しかしモラハラをする人は、

些細なことで極端に怒る
急に黙り込む
機嫌で態度が豹変する

といった特徴が見られます。

つまり、自分の感情をコントロールできず、周囲にぶつけてしまう。
これが、モラハラの根本原因のひとつです。

モラハラをする人の特徴 第4位

浮気をする傾向がある

私の経験上、モラハラをする人には大きく2タイプいます(※なお、私の勝手な分類です)。

① 強気型モラハラ

「自分は家族の中でも社会の中でも一番偉い」と考えるタイプ。
他人を対等に扱わず、浮気をしても

「自分がよければOK」
「自分と結婚できただけで幸せ」

などと、傲慢な思考に陥りがちです。

② コンプレックス型モラハラ

根底に強い劣等感があり、虚勢を張るタイプ。
浮気傾向はやや低いものの、
「自分を理解してくれる人」が現れると揺らぎやすい
という危うさもあります。

モラハラをする人の特徴 第3位

支配欲が強い

モラハラ加害者の典型的な特徴の一つ。
具体的には、

日々の行動を逐一把握したがる
何を買ったか・誰と会ったかを細かくチェック
GPSを持たせるケースもある

一見「家族思い」「心配しているだけ」に見えますが、愛情とはまったく別物です。

真の愛情:相手を中心に尊重するもの
支配欲:自分の管理下に置きたいだけ

また、支配欲が強い人は

従順で自己肯定感の低い配偶者を選びがち
子どもも親の顔色を伺うようになる

という家庭への悪影響も見られます。

モラハラをする人の特徴 第2位

配偶者のお金の使い方に異常に厳しい

モラハラをする人は、往々にして「金銭管理」に強い執着があります。

配偶者には厳しい
自分には甘い
時には浮気相手に使う

というケースさえ珍しくありません。

根底にあるのは、
「自分が稼いだ金を自由に使うのは当然」
「配偶者は節約すべき」という価値観の押しつけ
です。

これは行きすぎると、モラハラを超えて
「経済的虐待」
に該当することもあります。

モラハラをする人の特徴 第1位

「誰のおかげで生活できてると思ってるねん!」と言う

これは圧倒的に多い特徴です。

「誰のおかげで生活できてると思ってる?」
「俺(私)より稼いでから文句言え!」
「俺(私)が稼いでるんや!」

こういった発言は、
「稼ぐ者が偉い」
という価値観を押しつけている典型例。

特に高所得者に多い印象があります。
しかし実際には、

高所得でも謙虚な人はたくさんいる
人の価値は収入で決まらない
稼いでいても家族への尊重は当然

であり、収入を盾に威張る姿勢は「器が小さい」と言わざるを得ません。

慰謝料が発生する程度のモラハラとは?

実務的に「慰謝料が認められるモラハラ」というのは、かなり強度です。
上記で挙げたような特徴が少しある程度では、慰謝料にまでは発展しません。

例としては、

長期間にわたる極端な経済的制限
日常的な暴言
人格否定の継続
生活をコントロールする行為の積み重ね

など、反復継続性の高いモラハラが必要です。

証拠としては、

録音
LINE・メール
家計簿
日記

などを長期間記録しておく必要があります。

また、慰謝料額も何百万円になるケースは多くなく、
モラハラを争うべきかどうかは、弁護士との戦略的相談が重要です。

まとめ

以上、モラハラをする人の特徴1位〜5位を紹介しました。
繰り返しになりますが、これは私個人の経験に基づく一意見です。

もしモラハラに悩み、離婚を考えているのであれば、
ぜひ一度、P&M法律事務所の「初回無料相談」をご利用ください。
あなたの状況に合わせ、最適な選択肢をご提案します。

この記事の監修者

P&M法律事務所
代表弁護士 林本 悠希

大阪大学高等司法研究科卒業後、事務所経験を経て独立し、P&M法律事務所を立ち上げる。メディア出演経験あり。

「ご依頼者様の利益を常に考え、最善の解決をご提案します。」

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